CLOSE

活動情報

「こどもの居場所・みあちゃん家」開催のご報告

3月26日(日)の午後、仙台駅前・オーガニックカフェ「おひさまや」さんにて、「こどもの居場所・みあちゃん家」を開催させていただきました。
今年5月に始まったみあちゃん家では、こどもたち一人ひとりに学生スタッフがついて、こどもたちがやりたいことを中心に置いて一緒に時間を過ごしています。
今年度みあちゃん家の最終日、晴れた日がほとんどだった令和4年度の第4日曜日ですが、この日は珍しく雨でした。ですが、みあちゃん家に到着するこどもたちの笑顔はまるで晴れた日の太陽みたいに輝いていました。「ここは自分の居場所だ」と感じてくれているのでしょう、リラックスした表情で学生スタッフの待つ部屋に入ってきます。こどもたちが最初にみあちゃん家に来た時はみんな緊張していて、泣いてしまった子もいたなぁと、とても懐かしく思い出しました。
外遊びが大好きなこどもたち、雨で外に行けないのを見越してボードゲームやカードゲームを持ってきてくれて、学生スタッフと一緒に夢中になって遊んでいました。一方、元気いっぱいの低学年のこどもたちは全力で“かくれんぼ”。“わいわいルーム”と“もくもくスペース”、二つの部屋を行ったり来たりしながら、限られたスペースでどうしたら見つからずにすむか、一生懸命知恵を絞って走り回っていました。
大学生スタッフのジャンが、みあちゃん家について感想を書いてくれました。

「今月のみあちゃん家は悪天候だったためみんなが室内で活動し、先月に引き続き会食形式をとりました。今回が年度最後の活動だったということもあり、すごく楽しそうに過ごす姿を見せてくれるとともに一年間の活動を通じて成長した姿も見せてくれました。この活動に参加している身として子どもたちが何かに挑戦することを間近で応援できることに幸せな気持ちでいっぱいです。次年度からもこの活動に参加できることに誇りを持ち、子どもたちが安心できる居場所を作っていきたいと思います。」

この11カ月で、私たちの間には「みあちゃん家の一員」という連帯感が育ちました。最初は一緒に何かをしたりお互いに話をすることが難しかったのですが、今は名前を呼び合い、冗談を言い合い、一緒に遊ぶようになりました。一方、周りを気遣い遠慮していた子が、自分のやりたいことを学生スタッフに伝え、自分の時間を大切にできるようにもなりました。
そして美味しい食事、みんなで食べる楽しい時間。おひさまやさんの作ってくださる彩りと栄養価が豊かな夜ごはんは、身体にも心にもたくさんの栄養を与えてくれました。
沢山の方々のご協力により、こどもたちが安心して自分の時間を過ごし、新しい世界に触れ、様々なことを体験できる「こどもの居場所・みあちゃん家」の一年目を終えることができました。心から感謝いたします、本当にありがとうございました。
みあちゃん家はまだ産声を上げたばかりです。これからも、多くのこどもたちが「みあちゃん家の一員」として大切な時間を過ごせるよう、引き続きの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

戻る