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5月14日、28日「こども応援事業担い手育成研修」開催のご報告

5月14日、28日(水)の夜間の時間帯にオンラインで、公認心理師/臨床心理士でCAREファシリテーターの緒方広海さんを講師に、「CAREプログラム」の研修を実施しました。
CAREプログラムとは、「Child-Adult Relationship Enhancement」の頭文字をとったもので、子どもとよりよい関係を築く時に大切なスキルをロールプレイなども交えながら実践的に学べるプログラム。
専門家による治療のためのものではなく、子どもとかかわるすべての大人を対象にしていることと、エビデンスに基づいた治療法や、他のプログラムで用いられている考え方に現場の声を取り入れた形でアメリカで開発されたものです。
各回ともmia forzaの学生スタッフ、社会人スタッフ10名程度が参加。
5月14日の1回目は、主に子どもとよりよい関係を築く際に大切な<使う3つのP>と<避ける3つのK>のスキルについて、理論的根拠を学んだ上で、簡単なロールプレイも体験しました。
5月28日の2回目は、前回の振り返りをしたのち、子どもがよりいうことを聞きやすくなるための、効果的な指示の出し方について、動画を見てチャットにコメントを入れたり、前回同様ロールプレイも交えながら体験しました。
CAREは「スキル」であるので、誰でも繰り返し意識してトレーニングを重ねていけば身につくようになるというのもポイント。だからこそ日常の振り返りの時にCAREの視点でコミュニケーションが取れていたか確認していくのも効果的かもしれません。
また、こどもとの関わりはもちろんですが、誰とコミュニケーションをとるときでも、学んだポイントを意識するとより関係性が円滑になるスキルではないかとの感想もありました。
関わる大人の側も、忙しかったり体調だったりいろんな状況で余裕がないと、ついつい感情的になったり、指示があいまいであとは察してほしいという伝え方になったりしてしまいがちですが、具体的にどういうことを心掛けたらいいか知ることで、自分たち自身の落ち着きを取り戻し中立的な心持ちで対応することができそうです。
最後はmia forzaのM字のポーズで記念撮影。
講師の緒方さん、参加された皆さん、ありがとうございました。
今後の実践に活かしていきます。
CAREプログラムについてご関心がある方はこちらのページをご参考にしてください。
上記の<使う3つのP>と<避ける3つのK>についても触れられています。
https://www.care-japan.org/
特定非営利活動法人mia forzaでは、担い手育成の一環として、今後も法人スタッフのみならず、こどもや女性に寄り添う活動をする方に資するような研修を実施してまいります。
※本事業は、福祉医療機構(WAM)の助成を活用させていただき実施しています。

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